ガイドライン・声明公開: 2026-06-20
IOL度数計算の公式指針が最新版に——日本眼科学会が2026年改訂第6版を公開
2026年5月27日、日本眼科学会は「眼内レンズ度数計算式およびトーリック度数計算式の使用にあたって(2026年改訂第6版)」を公開しました。 IOLの度数決定は術後視力に直結する重要な工程であり、このガイドラインは国内のすべての白内障手術施設が参照する公式文書です。
発表の要点
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第5版から第6版へ——最新の計算式を反映
近年、Kane式・EVO式・Hill-RBF式など高精度な新世代計算式が臨床普及してきたことを受け、最新エビデンスに基づいた推奨内容に更新された。特に眼軸長が極端に短い・長い眼(特殊眼軸例)での精度向上が盛り込まれている。 - 2
トーリックIOL向けの計算指針も更新
乱視矯正IOL(トーリックIOL)の度数計算は角膜乱視の測定精度に大きく左右されるため、推奨される機器・手順・計算式の組み合わせが整理された。 - 3
施設内での運用見直しのきっかけに
改訂版の公開は、各施設が現在使用している計算式や術前測定プロトコルを見直す機会となる。患者にとっては、ガイドライン準拠の施設で手術を受けることが術後精度の確保につながる。
背景・コンテキスト
白内障手術でIOLを挿入する際、「手術後に遠くが見えるか・近くが見えるか」は挿入するレンズの度数(屈折力)で決まります。 この度数は眼軸長・角膜曲率・前房深度などをもとに計算式を使って算出されますが、 計算式の精度が術後の「見え方のずれ」に直接影響します。
日本眼科学会はこのガイドラインを2012年に初版として発行し、技術の進歩とともに改訂を重ねてきました。 今回の第6版は5年ぶりの大幅更新となります。
患者にとっての意味
患者の立場では、このガイドラインの更新を直接意識する必要はありませんが、担当施設が最新のガイドラインに沿って術前計測・度数計算を行っているかどうかが、術後の見え方の精度に影響します。術前相談の際に「どのような計算式を使っているか」を確認することも、術前準備として参考になります。 詳細は日本眼科学会の公式サイトで確認できます。
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