白内障ナビ
解説公開: 2026-08-26

秋の屋外活動と紫外線対策——目を守るサングラスの選び方

紫外線を長く浴びることは、白内障のリスクを高める要因のひとつとして知られています。 紫外線対策は夏の話題として語られがちですが、 暑さが落ち着いて屋外で過ごす時間が増える秋も、紫外線は地表に届いています。 サングラスは色が濃いほど効果が高いと思われがちですが、 実際に見るべきなのは紫外線をどれだけ遮るかという性能です。選び方を知っておくと、 かけているのに守れていないという状態を避けられます。

発表の要点

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    紫外線は季節や天候で完全になくなるわけではない

    環境省の紫外線環境保健マニュアルでは、日陰であっても紫外線の10%から30%程度は届くと説明されています。真夏を過ぎても屋外での活動時間が長ければ、浴びる総量は積み上がっていきます。屋外スポーツやガーデニング、散歩などを日常的に行う方は、季節を問わず対策を考える意味があります。
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    色の濃さと紫外線を遮る性能は別のもの

    レンズの色が濃いと光の量が減るため瞳孔が開きます。紫外線を十分に遮る加工がされていない濃い色のサングラスをかけると、開いた瞳孔からかえって多くの紫外線が入る可能性があります。色の濃さで選ぶのではなく、紫外線透過率や紫外線カットの表示を確認してください。色は薄めでも、紫外線を遮る性能が高い製品があります。
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    横から入る紫外線にも目を向ける

    正面だけを覆う形のサングラスでは、レンズの横の隙間から紫外線が入り込みます。顔の輪郭に沿うカーブのある形や、レンズの面積が大きめのものを選ぶと、隙間からの入射を減らしやすくなります。つばのある帽子を併用すると、上方から入る分を減らすうえで役立ちます。
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    手術後にいつから運動を再開できるかは主治医の判断で決まる

    白内障手術のあとは、目に力が加わる動作や砂やほこりが入りやすい環境を一定期間避けるよう指示されることが一般的です。再開できる時期は手術の内容や治り方によって変わるため、スポーツの種類を具体的に伝えたうえで、主治医に確認してください。

背景・コンテキスト

紫外線は波長によって性質が分かれます。 地表に届く紫外線のうち波長が短いUV-Bは、 主に目の表面にある角膜に影響します。 一方、UV-Aは角膜を通り抜けて水晶体まで届きます。 水晶体は紫外線を吸収して網膜を守る役割も担っていますが、 長期にわたって紫外線を受け続けることが、 水晶体のたんぱく質の変化に関わると考えられています。

白内障の原因は加齢が最も大きく、 紫外線だけで発症が決まるわけではありません。 喫煙や糖尿病、目のけが、一部の薬剤なども関わります。 そのため紫外線対策は白内障を確実に防ぐ手段ではなく、リスク要因のひとつを減らす取り組みとして位置づけるのが実際に近い理解です。

なお、紫外線への対策は白内障だけに関わるものではありません。 長時間の強い紫外線は、まぶたや目の周りの皮膚、 結膜や角膜にも影響します。 目の健康全体を考えるうえで意味のある習慣といえます。

患者にとっての意味

今日から取り入れられることとしては、紫外線カットの表示を確認したサングラスを選び、つばのある帽子と併用するという組み合わせが現実的です。 紫外線が強い時間帯を避けて屋外活動を計画するのも有効です。 すでに白内障の診断を受けている方の場合、 紫外線対策によって濁りが元に戻ることはありませんが、 まぶしさによる見えにくさを和らげる助けにはなります。 まぶしさが強く生活に支障が出ている場合は、 対策の工夫だけで済ませず、進行の程度を眼科で確認してください。

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出典

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