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新眼内レンズ公開: 2026-06-23(更新: 2026-06-28)

三焦点IOLを片眼だけに入れる選択肢——初期臨床データが示す視機能と満足度

2026年5月、眼科専門誌BMC Ophthalmologyに、三焦点IOLを片眼にのみ挿入した患者の術後視機能と満足度を評価した初期臨床観察研究が掲載されました。 三焦点IOLは通常、両眼への挿入が推奨されますが、 片眼のみへの適用が現実的な選択肢となり得るケースの初期データとして注目されています。

発表の要点

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    三焦点IOLの片眼挿入でも一定の遠中近視力を確保

    片眼のみに三焦点IOLを挿入した患者群において、遠方・中間・近方の各距離での裸眼視力が術前と比べて改善し、日常生活視力が向上したことが報告された。もう一方の眼の状態(白内障の程度・既存のIOLなど)によって結果は異なる。
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    コントラスト感度と眩しさへの影響は個人差あり

    三焦点IOLは光を複数の焦点に分散させる構造のため、一部の患者でハロー(光の輪)やグレア(眩しさ)が生じることがある。片眼挿入の場合でもこれらの症状は片眼性に現れることがあり、術前説明が重要。
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    片眼のみの適応となるケースとは

    もう一方の眼に高度の弱視・重篤な眼疾患・緑内障などがある場合、または患者自身が片眼のみの手術を希望する場合などが片眼挿入の対象となり得る。術後の不等像視(左右の見え方のサイズ差)への適応も考慮が必要。

背景・コンテキスト

三焦点IOLは遠方・中間・近方の3距離すべてを裸眼で見ることを目指したプレミアムレンズで、 両眼に挿入することでその効果が最大化されます。 しかし片眼のみに使用するケースについては、これまでデータが限られていました。

今回の観察研究は小規模な初期データであるため、 結論づけるには更なる大規模研究が必要ですが、 臨床現場での意思決定の参考として有用な情報を提供しています。

患者にとっての意味

片眼にのみ白内障がある方、あるいは一方の眼の手術後に見え方の調整を検討している方にとって、 参考となる知見です。三焦点IOLの選択は両眼同時に計画することが基本ですが、個々の状況によっては片眼挿入も選択肢になり得ます。担当の眼科医と、両眼の眼の状態・生活習慣・費用も含めた丁寧な相談を行ったうえで判断することをおすすめします。

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出典

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